コカ・コーラは世界中で愛される炭酸飲料の代表格です。日本でも長年親しまれており、自動販売機やコンビニ、レストランなど、どこでも手軽に購入できます。では、糖分を含む通常のコカ・コーラと、糖分ゼロのコカ・コーラゼロでは、血糖値にどのような違いがあるのでしょうか?
今回は、CGM(Continuous Glucose Monitoring:持続血糖測定器)を使用して、両者の血糖値変化を測定・比較しました。
目次
コカ・コーラ350ml
500mlのペットボトルから350mlを摂取しました。
通常のコカ・コーラを摂取すると、血糖値は急激に上昇し、30~40分後にピーク(約200mg/dL)に達しました。その後、60分頃から緩やかに下降し、120分後にはほぼ元の血糖値に戻りました。
- 特徴:
- 急激な血糖値上昇
- ピーク値が高い(約200mg/dL)
- 下降も比較的急激
コカ・コーラ ゼロ350ml
500mlのペットボトルから350mlを摂取しました。
コカ・コーラゼロは人工甘味料を使用しているため、摂取後も血糖値はほぼ横ばいでした。わずかな変動はあったものの、有意な影響は見られませんでした。
特徴:
- 血糖値への影響はほぼなし
血糖値の比較_1
下のグラフは、コカ・コーラとコカ・コーラゼロの血糖値変化を比較したものです。
このグラフから、コカ・コーラは血糖値を急上昇させるのに対し、コカ・コーラゼロは血糖値に影響を与えないことが分かりました。
血糖値の比較_2
このグラフは、摂取前の血糖値を基準とした血糖値の変化を示しています。
まとめ
- 血糖値の急激な上昇を避けたい方には、コカ・コーラゼロが適しています
- 運動時など、短時間でエネルギーを補給したい場合は、通常のコカ・コーラが効果的と思われます